そもそも、なぜダウンは、暖かいのかを知る
空気をため込む魔法の毛が゛ダウン″です。
まずは、ダウンの定義の話からしましょう。
下に解説するように、水鳥の胸あたり、
もっともフワフワな部分の羽毛がダウンです。
(他の動物でも、この辺の毛はフサフサしています)。
直径は大きいものだと3〜4cmにもなります。
水鳥は浮力を得るため、また体温の低下を避けるため、
このような空気を含みやすい羽毛を胸の下に隠し持ってるというわけです。
普段われわれは意識してませんが、空気は身の回りに
存在する物質の中でもっとも温度が変化しにくいものです。
ですからダウンを封入したウェアは、
その断熱・蕃熱作用によりバツグンに暖かいのです。
従って、フェザーに比べて
ダウン(羽毛)の混合率が高いものがよりよいのです。
また同じ重量でもかさが出せる
ダウン=ダウンボールが大きいダウンのほうがよりよいとも言えます。
この度合いを測る数値が、よく耳にするフィルパワー(後述)です。
鳥は、大きく陸鳥・水鳥に分類できます。
ダウンは、水鳥のカモの改良種のガチョウの毛=『グース』
と
水鳥のガンの改良種のアヒル=『ダック』の毛を使用します。

○ 軸があるのがフェザー
ややわん曲した軸部分(羽軸)を持ち、その両側に羽枝がついています。
鳥の上着にあたるもので、
いわゆる羽根です。
ダウンに比べて羽軸がある分重くなってしまい、保温性も劣ります。
写真はハンガリーグースのフェザー。
● フサフサ胸毛がダウン
羽軸を持たない羽毛でいわば
烏の肌着にあたるものです。
小さな元羽軸と、その先端から
派生した羽枝からできている、
空気の層を多く含み、保温および
浮力面で役に立ちます。
写真はハンガリーグースのダウン
(ダウンポール)。
ダウンとフェザーの混合率について
一般的にダウンとフェザー混合率の黄金比と呼ばれますのが、
ダウン90%、フェザー10%です。
プラッキング(採取)された鳥の羽は、洗浄後、風力でダウンとフェザーに
分離されるますが、このときフェザーの中でも軽い羽根&細かなチリ等が
選別しきれず混ざってしまい10%ほど残ります。
30%になると、触ったとき不純物や
フェザー特有の羽軸がブツブツ感じられます。




